感染症対策で新しいレース、応援スタイルを目指したキングオブ生涯スポーツ「トライアスロン」2年ぶりの横浜大会が閉幕!

2021/5/27 10:03

新型コロナウイルス感染症の影響により、2020東京オリンピック・パラリンピックが延期、数々のスポーツイベントが中止となった。2年ぶりの開催となった横浜トライアスロンは、林文子市長から「YELL at HOME!(来ないことが一番の応援)」と観戦自粛が呼びかけられ、8月の東京も同様な感染対策下での大会となることを見据え、「新しい競技方式」を目指して開催された。

5月16日、エイジパラのレースがスタートした。下肢障害の選手をSEA(スイム・イグジット・アシスタント)がサポートする 写真・秋冨哲生

ワールドトライアスロンパラシリーズ2021横浜大会5月15日の初日はパラエリートのレースで東京パラリンピックを目指す選手約70名が世界一をかけて競い、引き続き翌日(最終日)に、障害のある「エイジパラ」19名を含むエイジグループ(一般)約1500人の競技が行われた。2日間にわたる熱戦は幕を閉じた。

エイジパラレース視覚障害の樫木亮太がトップでフィニッシュ

16日エイジグループのレースは曇り空、水温20℃・気温23℃のコンディションの中7時15分にスタートした。14選手(19選手エントリー、5選手棄権)が出場。
男女ともに視覚障害(TRI6)がトップでフィニッシュ。男子は、樫木亮太が1時間9分29秒でエイジパラ全体1位。

フィニッシュ後のミックスゾーンで笑顔を見せる、樫木亮太(TRI6/視覚障害)

女子1位は、鈴木慶子が1時間27分31秒でフィニッシュ、全体8位だった。

日本唯一の盲ろうのトライアスリート中田鈴子は感染対策を考慮して移動の少ない横浜現地でガイドを依頼してのぞんだが1時間40分8秒の自己ベストを記録した。

エイジパラで選手たちは、まずは開催できたことに感謝し「とにかくレースを楽しむ!」と試合前の意気込みを話していた。
「観戦場所がいつもとは全く違いました。感染対策を万全にしている大会側の配慮に感心、尊敬の気持ちが湧いてきました」と、視覚障害のガイド経験豊富な箱谷幸恵さんは、サポートする選手とともに現地いりしていた。会場付近では取材者とも対面はできなかったが、SNSなどを通じて弊誌企画「パラトラトーク2021」をチェックし応援をともにすることができたと伝えてきてくれた。
この2日間、コロナ対策をしながらの国際大会、最高峰のエイジグループ・トライアスロン大会の開催ができた。確かな実績を石杖にちょうど100日となった東京パラ開催へ、ラストスパートが切られる。

新しい観戦・応援スタイルで子どもたちが観戦

公式映像で観戦するパラトラトーク・子どもインタビュアー、秦由加子のフィニッシュと笑顔に拍手が湧いた。 PARAPHOTO

エイジグループもエリート同様に選手のレース後PCR検査が行われた。選手、競技役員、報道陣のPCR検査が徹底されていた。会場の山下公園付近は14時までの交通規制が行われていたが、一般観客は公園内に入場できた。

弊誌パラフォトでは、横浜パラトライアスロン応援プロジェクト「パラトラトーク2021」の一環としてオンラインでのレース観戦会を2日間にわたって開催した。

公式映像で観戦するパラトラトーク・子どもインタビュアー PARAPHOTO

1日目は、zoomを通じてニュースキャスターの堀潤氏と一緒に、公式ライブ(Triathlon Live)を観戦しながら、パラリンピアンの野島弘さん、日本一パラを語れるアナウンサーを掲げる久下真以子らとともに子どもたちが世界のパラトライアスロンを観戦した。

2日目は、野島さんと久下記者が会場の山下公園へ出向き、zoomでつながる子どもたちに向けてエイジパラの選手を追うレポートつきの観戦会を行なった。

(取材・記事 白石怜平 写真取材 秋冨哲生 編集 佐々木延江)