
雨にも負けず、風にも負けず、東京五輪の出場切符を射止めた。 アーチェリーの東京五輪代表最終選考会が20、21日に行われ、男子の古川高晴(近畿大職員)や女子の早川漣(デンソーソリューション)ら男女の上位各3名が代表に内定した。古川は5大会連続5回目、早川は2大会ぶり2回目の五輪出場。男子の河田悠希(エディオン)、武藤弘樹(トヨタ自動車)、女子の中村美樹(ハードオフコーポレーション)、山内梓(近畿大)は初の五輪出場となる。 五輪の延期発表前は、2020年4月に静岡県掛川市で行われる予定だった。コロナ禍で大会や練習ができない時期もあった1年で心身を立て直して臨んだ最終選考会となり、古川は「一番にあるのは、感謝。いろいろな人に支えてもらいながら、ここまで来れた。昨年は大会がなく、練習もない中、妻が励ましてくれた。応援で後押しされて、ここまで来れた。感謝の気持ちが、うれしさよりもまずある」と話し、早川も「会社の方200人以上からメッセージをもらっているので、会社に良い報告ができると思ってホッとしている」と周囲のサポートに対する感謝を述べた。