東京オリンピック・パラリンピック、聖火リレー延期後の日程を更新しました(9/30)。聖火リレーの市区町村ごとの日程やルートについては、正式発表後に更新します。

水谷隼、中国の牙城を覆す瞬間を見せる
「張本がメイン、うまくアシストしたい」

 2020年、自国開催の五輪イヤーを迎え、日本のスポーツ界は大いに盛り上がるはずだったが、新型コロナウイルスのまん延による影響でムードは一変した。1月の発生確認から半年以上が経過した今も影響は消えておらず、アスリートは練習や試合に制限がかかる生活に苦労。東京五輪の1年延期が決まり、引退を決意する選手も出てきた。  五輪は、トップアスリートにとって大きな節目だ。2016年リオデジャネイロ五輪で日本男子卓球界に初のメダル(団体の銀、個人の銅)をもたらした水谷隼(木下グループ)は、31歳。東京五輪を現役最後の大舞台として捉えている。その舞台が延期され、さらに開催自体が危ぶまれる状況だ。  日本の卓球界をけん引してきた水谷にとって、東京五輪は、多くの国民の前で「強くなった日本卓球」を自身のプレーで示す重要な機会だ。国際大会の再開もまだ見通しが立たない中、延期された五輪に向けて、どのようなビジョンを描いているのか、オンラインインタビューで話を聞いた(取材日:6月23日)。

東京五輪の延期も「僕にとって1年は一瞬」

リオデジャネイロ五輪でメダルを獲得できたことが、コロナ禍でも平常心を失わない要因になっているという リオデジャネイロ五輪でメダルを獲得できたことが、コロナ禍でも平常心を失わない要因になっているという【写真:ロイター/アフロ】

――東京五輪が1年延期になりました。1年後になることは、若手に有利でベテランには不利という見方もあるのですが、過去にない状況下で、ベテランの調整力がものを言う可能性もあると思います。1年の延期はどのように影響すると考えていますか?  まず、年齢については、意識しないようにしています。他競技では、1年は待てないと言って引退した選手もいますが、僕にとって1年は一瞬という感覚です。(30代であっても)1年で身体や技術の面で大きく変わってしまうとは思っていません。もちろん、短期間で一気に強くなる可能性は、若い選手の方が秘めていると思いますが、経験のある選手は自身の長所や短所を把握していて、自分がやるべきことを明確に把握できるので、細かい部分を重点的に調整して臨むことができるのではないかと思います。 ――水谷選手は、どのような部分を調整していこうと考えていますか?  1月下旬にラケットのグリップを25年間使っていたストレートからフレア(裾が広がった形の物)に変えて、しっくりと来ています。ストレートは細かいプレーがやりやすいので台上の球に対応しやすいのですが、少しグリップが滑るので、フォアとバックの切り返しは難しくなります。一方、フレアはがっちりと握る分、台上では手首が固定されてしまって対応が難しくなりますが、切り返しの感触が良くなります。なので、課題にしていたバックハンドのショットは、以前の3倍くらい強くなりました。まだ国際大会のスケジュールが一つも決まっていませんし、早くても10月くらいではないかと言われています。現時点では、大会のことは何も考えていません。今は日々の練習で自分を鍛えていくことを考えています。ケガをしないような身体作り、少しでも威力のある球が打てる身体作りを心がけながら、苦手としているバックハンドを向上させる課題解消などに取り組んでいます。 ――水谷選手は、東京五輪を競技人生の最終舞台として捉えていると公言されていますが、その大舞台が延期になっただけでなく、開催自体を危ぶむ声も聞こえています。現在の状況に関しては、どのような心境ですか?  他のインタビューでは「もし五輪がなくなっても、解放感しかないかもしれない」と答えましたけど、そんな気持ちになるのは、前回のリオデジャネイロ大会で小さい頃からの夢だった五輪のメダルを取ったという事実が大きいからです。もし、メダルをまだ取っていなかったら、今のこの状況を恨んでいると思います。そもそもメダルを取っていなかったら、東京五輪で引退するとも言わず、もっと限界を追い求めたいと考えていたと思いますけど……。 ――今のような状況が、例えば12年のロンドン五輪前に起きていたら、また心境は違った?  そうですね。1年の延期だったら大丈夫だと思いますけど、(まだ五輪のメダルを手にしていなかった)ロンドン大会の前、あるいはリオデジャネイロ大会の前に1年延期の後に中止とかになって、4年後まで五輪には挑戦できないということになったら、年齢的に22から27まで(ピークと言われる時期を越えて一気に)飛んでしまうので、パニックになったかもしれませんね。 ――リオでメダル獲得という目標を達成した後も、東京五輪という自国開催の大舞台があることでモチベーションになっていると思うのですが、もしも五輪が中止になった場合、今後についてはどのような決断をされるのですか?  うーん、完全に引退する可能性も考えてはいますけど、決まってはいません。現役引退に関しては(女子の福原)愛ちゃんとか、平野早矢香さんとか、すごく卓球が好きでずっとプレーし続けるのではないかという雰囲気だった選手も、意外と引退するときは名残惜しまずにあっさりと辞めてしまった印象なので、僕もすんなり辞めて「あー、終わったー」なんていう感じかもしれないです(笑)。でも、東京五輪がもし行われなくても、国内大会で現役を続ける可能性はあるかなという感じもします。日本代表として、当たり前のように海外遠征に出ていくということはなくなるかなと思いますけど、全日本選手権で優勝できたら世界選手権に出るとか、そういう形で一時的に国際大会に出るなんていうことはあるかもしれませんね。

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