東京オリンピック・パラリンピック延期後の日程を更新しました。聖火リレーの日程は公式情報が発表され次第更新します。

いざ東京五輪へ、変化する空手界の今
激戦必至の代表選考がいよいよ幕開け

4度目の挑戦で悲願が成就

2016年8月、東京五輪への追加が決まり歓喜する関係者たち 2016年8月、東京五輪への追加が決まり歓喜する関係者たち【写真:アフロスポーツ】

 2020年7月に開幕する東京五輪。その追加種目のひとつとして、「空手」が、初めての五輪の舞台を控える。 「夢に見ていたことが現実になった」と語るのは全日本空手道連盟(JKF)の栗原茂夫副会長。五輪への道は決して平坦なものではなかった。  これまで五輪追加種目の最終選考に3度残りながら、あと一歩のところで涙をのんできた。「3回だめになったので、もうだめかなと思っていました」と栗原副会長は当時を振り返る。しかし、2020年の五輪が東京に決まったことで、風向きが変わってきた。追加競技に空手を推す声が日に日に大きくなり、協力団体も増えた。各地での演武や専門雑誌を配るなど、諦めることなく普及活動を続け、16年8月、4度目の挑戦で悲願が成就した。  紆余(うよ)曲折を経てきただけに、関係者の喜びはひとしおだ。メディアでの露出も増えたといい、栗原副会長は「様変わりしました。五輪の力はすごい」と取り巻く環境の変化を感じている。そして「2020年にどうやってこの成果を花開かせるか。もちろんメダルにつなげられたら。それがわれわれの使命」と力強く語った。

五輪では多くのメダルに期待

2016年12月全日本選手権。ポーズを取る(左から)喜友名、清水、植草、荒賀 2016年12月全日本選手権。ポーズを取る(左から)喜友名、清水、植草、荒賀【写真:アフロスポーツ】

 空手の起源は諸説あるものの、沖縄が発祥とされている。今日に至るまでさまざまな流派に分かれ、それぞれルールも異なる。東京五輪では「形(かた)」と「組手」の種目が採用された。 「形」は世界空手連盟(WKF)が認定している98種類の中からひとつ選択し、対戦相手と交互に演武する。5人の審判により技のスピートやキレ、正確性等がジャッジされ、勝敗が決まる。日本は、男子では世界ランキング1位で世界選手権2連覇中の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)、女子では同2位で同じく世界選手権2連覇中の清水希容(ミキハウス)が中心となる。 ※世界ランキングは6月20日付け 「組手」は1対1で行われ、「突き」「蹴り」「打ち」といった攻撃を繰り出す。相手の体の定められた部位に当てることでポイントとなるが、「寸止め」ルールがあるため強く当ててはいけない。男子は3分、女子は2分で行われ、終了時にポイントが高いほうか、試合中に8ポイント差がついたら勝ちとなる。男子84キロ級の荒賀龍太郎(荒賀道場)、女子68キロ超級の植草歩(JAL)が国際大会で数々の金メダルを獲得している。  他にも18年1月にパリで行われたプレミアリーグで、世界選手権5度の金メダルに輝いたラファエル・アガイエフ(アゼルバイジャン)を撃破した西村拳(75キロ級、チャンプ)など有力選手が多く、2020年は多くのメダルが期待される。  五輪へ向けて従来のナショナルチームの選考方法も変更したという。 「今までは4月の年度初めに全国のトップ選手をここ(日本空手道会館)に集めて選考会をやりました。今年からは、(WKFシニアランキングで)50位以内に入った選手をナショナルチームにするという形。そこが大幅に変わりました」(栗原副会長)  WKFのランキングを適用するということは、選手は国際大会で結果を出すことが求められる。より「世界」を意識した選考に踏み切った。2年後に向け、着々と準備が進められている。

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