東京オリンピック・パラリンピック、聖火リレー延期後の日程を更新しました(9/30)。聖火リレーの市区町村ごとの日程やルートについては、正式発表後に更新します。

武井壮が脱帽「たどり着きようがない」
障がいを個性として戦うパラ卓球

パラ卓球に挑戦した武井壮さん パラ卓球に挑戦した武井壮さん【スポーツナビ】

 激しいラリーの応酬はまばたきも許さない。パラリンピックの卓球は、一般的なルールが健常者の卓球と同じで、スピード感はそれにも負けない迫力がある。また、立位や車いす、知的障がいといったさまざまな障がいがあってもプレーできる点が特徴である。  スポーツナビは、陸上・十種競技の元日本チャンピオンでタレントの武井壮さんがパラ卓球に挑戦するNHKの取材現場に同行。今回、パラ卓球を体験した武井さんに競技の魅力や奥深さを聞いた。

立位も車いすも異なる楽しさがある

車いすに乗った武井さんは「違った楽しさがある」と魅力を教えてくれた 車いすに乗った武井さんは「違った楽しさがある」と魅力を教えてくれた【スポーツナビ】

 僕は卓球自体ほとんどプレーした経験がなかったので、まずは球をラケットに当てて相手コートに返す、という卓球の基礎的な練習をさせてもらいました。その段階では「これはいけるかな」と思ったんですが、実際試合形式でやってみると、試合で返ってくる球は、自分の打ちやすいところに返ってくるわけじゃなくて、いろいろな回転を伴って、しかも僕が打ちにくい場所に戻ってくる。打ちやすい場所に返ってきたときも、「良いショットをしよう」とする欲などが邪魔をしてなかなか正しいプレーができなくて。パラ卓球を体験したというよりも、「パラ卓球の選手に、卓球を一から教わった」と言った方がいいかもしれません。  僕も車いすに乗って1セット、プレーをさせてもらいました。立位でプレーしているときはどうしても余計な動きをしてしまってミスにつながってしまうのが、車いすに乗ると余計な動きができなくなる分、ラケットを動かすことに集中できて、良い球を返せていたように思います。また、車いすに乗ると視点が低くなるので、打点の高さ、フォアとバックの出し方が立位の時と変わってきます。立位でプレーしても、車いすでプレーしても、それぞれに違った楽しさがあるのがとても印象深かったですね。

選手の高い技術に圧倒された

パラ卓球のレジェンド、別所キミヱ選手と組んでダブルスにもチャレンジ。別所選手のペースに翻ろうされていた パラ卓球のレジェンド、別所キミヱ選手と組んでダブルスにもチャレンジ。別所選手のペースに翻ろうされていた【スポーツナビ】

 立位の岩渕幸洋選手、車いすの別所キミヱ選手、吉田信一選手と試合をさせてもらいましたが、障がいの種類や、プレースタイルによって、ひとりひとり全然違う質の球が返ってくるので、その対応が難しくて。選手の皆さんは、車いすに乗っていようが、立っていようが、その局面に対してベストな回転の球を打ち返してきます。サーブを1球打った時点で選手に障がいがあることは忘れて、卓球の高い技術を持った相手と、卓球というルールに則って戦っている、という感覚でした。僕らがいくら自由に動けようが、どんなに筋力が強かろうが、彼らの積み重ねた技術にあっさり跳ね返されてしまいます。これまでパラアイスホッケーのような難しいパラ競技にも挑戦させてもらいましたが、今回は一番たどり着きようがない差を感じましたね。パラ卓球は、障がいが選手の個性となって、戦う技術を生み出しているんだなと実感しました。

誰でも楽しめる競技!

選手たちの高い技術に今回も驚いていた武井さん。さらに技術を磨いてリベンジを誓っていた 選手たちの高い技術に今回も驚いていた武井さん。さらに技術を磨いてリベンジを誓っていた【スポーツナビ】

 パラ卓球は、実際プレーしてみると、健常者の卓球と感覚的にはほとんど変わりがないので、パラアスリートに混ざって一緒に練習をしてもいいし、全人類、誰でも楽しめる競技だなと思います。  卓球がまだあまり上手ではない人にとっては、パラアスリートの「しっかり弱いところを突いてプレーする」部分が良い見本になると思うんですよ。それは決して卑怯なことではなくて、むしろそれがパラ卓球で戦う上での技術なんだということを選手の皆さんが教えてくれた。パラアスリートが届かないところにバックスピンで打ち返して戦ってもいいですし、手加減することも、遠慮することも一切必要ないんです。  卓球は、いろいろな回転で返ってくるボールを、その回転に適したラケットの出し方で当てて相手のコートに落とすという基礎的な技術を習得しないと、本当に楽しむことができない競技なんです。さらに、技術が上がれば、卓球というスポーツの奥深さや駆け引きが分かってくると思いますし、パラアスリートの技術の高さもより分かってくると思います。いまはまだ、僕は相手の繰り出す技術が分からず、偶然ミスしていることが多いので、「相手がかけてきた回転に対し、ラケットをこう出せば返せる」という意思を生むには、もっと正しい技術と知識、経験がないといけないので、いつかもっと上達して彼らの高い技術を堪能できるプレーヤーになって、全力でスマッシュを打ち込みたいと思います! ■武井壮プロフィール 陸上・十種競技の元日本チャンピオン。スポーツ番組やバラエティなど、テレビやラジオを中心に活躍しつつ、2015年フランスで行われた世界マスターズ陸上の4×100mリレー(M40クラス)で金メダルを獲得。今でもさまざまなスポーツにチャレンジし続けている。現在はプロテストを目指してビリヤードにも挑戦中。

◆◆◆ NHK番組情報(PR) ◆◆◆ ■「ひるまえ ほっと」 月〜金曜 11:05〜11:54 NHK総合(関東・甲信越地域のみ) 「百獣の王」武井壮さんがパラスポーツに挑戦、トップアスリートと真剣勝負! 次回放送は5月25日(金)「シッティングバレー」。百獣の王、戦いの結果は…。お楽しみに!

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